世間一般で言われる修業時間は、
事務職などだと、午前9時から午後6時まで
1日8時間と、決まっているところがほとんどです。
東京で、会社勤めをしていた頃は、
朝のラッシュの時間、満員電車に乗り、
電車の中ではできるだけ自分の気配を消して、
何も感じないようにしていたことを思い出します。
今考えると、毎日、満員電車に乗れていた自分を
別世界の人みたいに感じます。
月曜日から金曜日までの5日間、
週末がくればゆっくり休めると、
何度も自分に言い聞かせていました。
今は、パートで介護の仕事をしています。
以前は、働く時間は昼間であることが、
普通だと思っていました。
今回、初めてでしたが、
夜勤の募集もあり、そちらで働くことにしました。
「発想の転換」というか、
今までの常識にとらわれない働き方になりました。
もちろん、身体のリズムを壊さないことが前提でしたが、
今のところ、特に問題なく夜勤をこなしています。
夜勤では、昼間より長く休みが取れ
最低2時間の休憩時間があります。
夜勤従事者の人数が少ないので、
緊急対応などがあれば、大変なこともあるかもしれませんが、
そのようなことは、いつもあることではありません。
夜勤に変えて、よかったと思える点は、
夜勤の日、夜勤明けの日の両日、
昼間に時間ができたことです。
最近は、母親の通院や、
買い物などを手伝っていたので、
昼間の時間が多く使えることは、メリットでした。
外資系の会社に勤めていたこともあり、
アメリカや、オーストラリアで働いていた人たちの
話を聞いたことがあります。
その時働いていた会社の本社がアメリカで、
日本の担当になっていた人は、
出社する時間は、朝6時くらいと言っていました。
本社はミシガン州にあるけれど、
東海岸の方が、時差で先に仕事が始まるのに合わせて、
仕事をすると教えてくれました。
午後3時で退社するので、
帰宅後は、ゆったりとした時間を
家族と過ごすことが多いと言われ、
なぜかとても羨ましく思ったことがあります。
同じ週40時間を働くのでも、
自分の時間をゆったり使える方法があるなら、
「決められた時間だけで働くのではない」
やり方もありだと思うようになりました。
また別の機会に、オーストラリア人から聞いたことは、
大自然に囲まれたところに住んでいて、
毎朝、大好きなカヌーを漕いでひと汗かいてから、
出社すると言っていました。
なんか生活にゆとりがあるって、
いいなぁと思ってしまいました。
以前、介護の仕事をしていた時に思ったことがあり、
決められた毎日8時間ではなくて、
1日15時間を2日、3日めは10時間働けば、
一週間の残り、4日を休みにできるのにと、
勝手に妄想していました。
1日の働く時間は長くても、週4日の休みを考えると、
なんかワクワクしていたことを思い出しました。
若い時だったので、体力もあったときでしたが、
残業でも続けて働いていた方が、
働き方にリズムが出て、仕事がはかどっていました。
無理やり残業を強いられるブラック企業でなければ、
労働基準法で守られた規則があり、
それによって守られていることも、多くあると思います。
職種によりけりだとは思いますが、
決められた時間で働かなくてはいけないという常識を
一度手放してみるのも、面白いかも!?と、思ってしまいました。